娘が生まれた

10月17日、「父親」になった。

冗談に聞こえるかもしれないけど、マジで。本当に。
妻のお腹の中に子供がいるときから父親ではあったんだけど、出てきてくれたことで「あぁお父さんになったんだなぁ」とより強く実感するようになった。
僕が父親……。


ちなみに女の子。たぶん……いや絶対に嫌われる。
「オヤジ、まじキモいんだけどー。半径3メートル以内に近寄らないでくれるー?てか、家にあるもの、触ったら除菌シートで拭いといてよね。あ、あと家のトイレ使わないで!外で済ませてきて」とか言われるに決まってる。
なにが辛いって、たぶん初めは好かれると思うこと。「わたち、おとさんとけっこんするのー」とか言われて。ハニートラップですよね。こんなん言われたらメロメロになる。

でも!子供の成長は早いと伺っております。すぐにゴミを見るような目で見られるんだ!
この落差が辛い。想像するだけで、もうちょっと目が潤む。「オヤジの顔を見るだけで吐き気がする」とか言われたら膝から崩れ落ちる自信がある。いいパンチをもらったボクサーのように。


だから、そうやって嫌われるシミュレーションをバッチリするようにしている。「おとうさん、だいすき!」とか言われても、油断しちゃいけないって生まれたその日から心に言い聞かせてる。心の壁はもうだいぶ高い。はたして娘に対して壁を作るものか……?という疑問は残るものの。

 


さて、前置きが長くなった。今日の本題に入りたい。
「うちの娘が可愛すぎる件」について、客観的に冷静な視点で述べていきたい。
病院に入院してると他の方の赤ちゃんも見る。で、みんな凄い可愛いらしい。それなのに、うちの子の可愛さが遥かに上回ってるってどういうことなのか?スカウターが爆発するもん。
うちの子がベッドで寝てるじゃないですか?もうね、ベッドからぱぁって光を放ってるの。天使がラッパ吹きながら、飛び交ってるのが見えるの。象に群がるハエぐらいブンブン天使が飛んでる。あ、違う。間違えた。うちの子が天使だった。


お腹空いたときに暴れるらしく、看護師さんが体をタオルでおむすびみたいに固定するんだけど、そのときの可愛さの衝撃ときたら。まだ常時は目が開かないんだけど、たまに開けたときの超つぶらな瞳ときたら。おしめが濡れたときに顔を真っ赤にして泣くときときたら。
やばい、もう今の段階から秋元康がスカウトに来てもおかしくない。
写真をネットに上げたらあまりの神々しさに皆さんのスマホが壊れるから手だけにしておきます。これで画面にヒビくらいで済むでしょう。


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実は今回、娘が生まれるということで、妻に良いカメラを買ってもらった。
自慢させていただくと、こちらでございます。



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で、生まれて4日目にして、32ギガのメモリカードを使い切りそうな勢い。だって、赤ちゃんってすごい勢いで成長するって言うじゃないですか。この一瞬は帰ってこないと思うと写真撮っておかないといけないっていう焦燥感が半端ない。
で、撮った写真を眺めながらお酒を飲む。あぁなんて贅沢な時間。


と、こんなわけで反抗期の心の準備とか、完全に無駄になりそうって話でした。だって心の壁を作ったはしから、ガンガン壊されていくもん。なんだったら壁作ったところの地面がえぐられてる。


でも、まぁなんでしょうかね。

反抗期が来ても、僕のことを嫌いになっても良いから、とにかく健康で幸せに成長してほしいなぁ。この子が楽しい毎日を送れますように。それだけを強く祈っています。

あと、奥さん、本当にありがとう!!